スペイン南部の都市、セビリアは情熱的なフラメンコ、太陽に恵まれた広場で賑わう人々、そして歴史が息づく古都として知られています。その中でも特に目を引くのが、サンタ・マリア・デ・ラ・レアル大聖堂です。
この大聖堂は、セビリアのシンボルとも言える存在であり、その規模と壮大さは見る人を圧倒します。15世紀に建設が始まり、16世紀に完成したこのゴシック建築の傑作は、世界遺産にも登録されており、スペインで最も大きなゴシック教会として知られています。
壮麗な内部装飾とクリストフォロ・コロンブスの眠る墓
一歩大聖堂に入ると、その広さと高さに驚かされます。天井の高い礼拝堂には、幾何学模様のステンドグラスから差し込む光が美しく、壁面には精巧な彫刻やフレスコ画が飾られています。特に目を引くのが、15世紀に作られた「聖母マリアの祭壇」です。この祭壇は、金箔と宝石で装飾され、その美しさは息を呑むほどです。
大聖堂内には、もう一つ注目すべき場所があります。それは、クリストフォロ・コロンブスの墓です。コロンブスは1492年にアメリカ大陸を発見した探検家であり、彼の遺体は当初スペインの他の都市に埋葬されていました。しかし、16世紀にセビリアに移された後、大聖堂内に安置されています。
ジラルダ塔からの絶景と歴史を紐解く旅
サンタ・マリア・デ・ラ・レアル大聖堂のシンボルとも言えるのが、その高さ98メートルのジラルダ塔です。この塔は、かつてモスクだった時代に建てられた「ミナレット(イスラム教の礼拝塔)」を改築したもので、大聖堂の北側に位置しています。塔の上からは、セビリアの街並みを360度見渡すことができます。
ジラルダ塔にはエレベーターが設置されているので、気軽に登ることができます。塔の上から眺めるセビリアの景色は、まさに絶景です。スペインらしい赤瓦屋根の家々が続く街並み、遠くにはギタラ川も見える美しい風景が広がります。
大聖堂周辺を散策し、セビリアの魅力を満喫
大聖堂を後にすれば、その周辺を散策することもおすすめです。すぐ隣には、セビリアの「アルカサール宮殿」があります。かつてイスラム教の王宮であったこの宮殿は、美しい庭園と豪華な装飾が特徴です。また、大聖堂から徒歩10分ほどの場所には、「スペイン広場」があります。広々とした広場には、多くのカフェやレストランが集まっており、地元の人々や観光客で賑わっています。
サンタ・マリア・デ・ラ・レアル大聖堂訪問のヒント
- 入場料金は大人€11、子供€6です。
- オープニングタイムは午前10時から午後5時までです(ただし、季節によって変更があります)。
- ジラルダ塔への入場は別途料金が必要です(€3)。
- 大聖堂内は静かに過ごしましょう。
歴史と芸術の融合、サンタ・マリア・デ・ラ・レアル大聖堂でスペインの真髄を体験!
時間 | 内容 | 料金 |
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午前10時 - 午後1時 | 大聖堂内部見学、祭壇見学、クリストフォロ・コロンブスの墓参拝 | €11 (大人) / €6 (子供) |
午後2時 - 午後5時 | ジラルダ塔への登頂(エレベーター利用) | €3 |
サンタ・マリア・デ・ラ・レアル大聖堂は、セビリア観光のハイライトと言えるでしょう。その壮大さと美しさは、訪れる人々の心に深く刻まれること間違いなしです。